むりむりちゃん日記

私が孤独なのは私のせいではない

人生最速友達と踊りたかった自分のこと

人生最速! 友だちができてきた。

「世界文庫」2回目。

書こうとして、はて、どうしようかな。

授業を克明に実況中継するわけにもいかない……でも書きたい。

そうだ! 創作だ!

これぞ、日記→エッセイ→小説の流れ。

 

というわけで、むりむりちゃん目線の感動体験を書いていきます。

(毎回「感動体験」なのはもう決定なのです。約20人もの有意で力があってやさしい人々が集ってきていて、女性も多くて、これは感動時間に決まっているのじゃ。)

 

第一部では、講師の先生に問われた質問に対してそれぞれ自分のことを考えて答えた。

生まれ変わったら……の話。

本音を言ってね、本気で、と先生は言うけれど、初めて会った人に本音なんか言えないんだぜ。と、すぐにむりむりセンサーが発動する。

思いつかなくて絵とかかいてる。らくがき。

 

発表の時間。

みんな、自分の夢や目標と重ねたり、旅に出たいですとかもう一度今の彼氏と出会いたいとか、かわいい。

だいたい、「いいねえ~」とか「やったらいいじゃん」とか「できそうできそう~」と応援されるのに、

その中でUさん、「壁画アートしたいです! ここの壁塗りたい!! 塗っていいですか???」

と言って冷静に止められているのがおもしろい。

遠慮せず前のめりにツッコんでいって、軽やかに笑えるのがすてき。

壁画タイル、私もやってみたいな。って、書いていて今気づいた!(遅。)

世界文庫の近くにある喫茶さらさの壁画タイルめちゃかわいいんです……。タイル好き。

 

「踊りたい」という声が何人か挙がって、自分の夢とは直接的に関係なさそうな人もいておもしろい。

先生が、人間は本来「踊る・食べる・寝る」なんですよーと言っていた。現代人は、人の目が気になっていろいろやめちゃうらしい。

人の目がなくなれば踊っちゃうらしい。

わかる……気がする。本当は私だって踊りたい。

……え? そんなこと思ってたの? 初めて言ったよワタシダッテオドリタイ。

今までダンスといえば私の世界には、生徒が文化祭で踊りたがる系(高校生が好きなやつ。ヒップホップ? ストリート?)しかなくて(世界狭すぎなんじゃ……)、

みんな同じ踊りで実は全然興味なかった。興味なさすぎて、踊る自分のクラスがどれかわからなくなり、生徒に聞いて呆れられたこともあった。

違う踊りのこと、私は全然知らないんだな。もしかしたら自分が踊りたかったことさえも。

そこで、Yちゃんが「本能を呼びさますような踊りをしたい」という話をした。

Yちゃんは世界中を旅したり住んでいた経験いっぱいの人。

先生と、「インプロ」の話で意気投合している。

インプロ……全然知らない。

(今ちょっとだけ調べたら「即興演劇」のことらしい。すごい! もう良さそうでどきどきする。)また教えてもらおう。

Yちゃんいわく、最初から子どもと大人と分けてしまって「子どもに教え見守る立場としての大人」になるのではなく、大人も本気で踊り、一緒に味わったり創造したりするのが本来の楽しさらしい。

しかもその土地のいろんな楽器やリズム、文化を使って踊るのが最高らしい。

聞いているだけでもうすばらしい(また)。本能を呼びさます踊り、やってみたい。

Yちゃんは最後に、「第二部の時にみんなにもやってもらうから、腰まわしてね!!」と華麗に言う。みんな、ウフフ、ひゃはは、まかせて!! ってなっている。かわいくて、いい雰囲気だな。

 

私は小説の中みたいなことが言いたかった。この場がもう小説みたいだったから。みんなの人生の一場面が少しずつ表れて見えるのがすばらしいから。

 

「髪をもう一度ピンクにしたいです。」

「やればいいじゃん!」回避の思考が働いてその後もごちゃごちゃと説明しちゃったんだけど、生まれ変わって私だけ記憶があるという設定(拡大解釈)なら、いくら短期間に何度染め直しに行っても変に思われないかなーと思った。その瞬間、一人で知らん顔をして何度もピンクに染めにいく自分(いつも自分)が宇宙人みたいに想像できた。

あ、創造(想像)ってこうやってするんだね。

 

実は髪をピンクにした話もまた書きます。「世界文庫」同級生のみんなを、会う前から意識した行動(恥)。

 

それからも面白い話は続き、可愛い女の子を見たらナンパしたくなるっていうお隣さんの告白にすごくすごく共鳴した。わかる~。かわいいって伝えたくなる。

 

第二部では、テーブル(卓球台)に乗らないぐらいのたくさんの手作りのお料理、お菓子、ケーキ、和菓子、ジンジャエールなどなどなどが持ち寄りでふるまわれた。

見た目も美しく、味も繊細で丁寧に工夫されていてすごかった。全部、完成された作品だった。

作りたいとか、食べてもらいたいとか、発表したいとか、そういうのも人間のすばらしい本能なのでしょうか。

 

前回書いた「早く仲良くなるなんて絶対むりむり」論

 

murimurichan.hatenablog.com

を早くも撤回しなければいけないのかもしれません。

人生最速で人と仲良くなっている……。

むりむりちゃんの基本スタイルから考えたら、友達作りの展開早すぎてついていけない。でも平気な顔して仲良くなってる。うまくいけてるかな私。

 

もしかしたら、みんなで「おいしい!」と感動して顔を見合わせることが、いちばん早く仲良くなる方法かもしれない。おいしくてうれしくて感謝して尊敬する。ごきげんにそのことを共有するのが最高で、「おいしい!!」って目が合って一緒に言ったらもう友達。

(子どもみたいな……。子どもってこんなふうに友達作るんかな。友達の作り方忘れてた。そもそも知っていたのかな?)

 

Yちゃんは、ジャンベという楽器を持って登場した。「どんぐりころころ」を、全身を使って演奏して踊った。私たちはYちゃんに導かれるまま、取り上げられる歌詞の一つ一つに力を込めて歌ったり叫んだりした。もちろん腰もまわした。Yちゃんはすごいオーラとユーモアでぐいぐい私たちを引き出していった。笑うたびに感動して、何と名付けたらいいかわからない気持ちだった。これが本能を呼びさます踊り……。

隣の人が気になる私はまだまだすぎたけど(人の目が気になるのは現代人!)、「まだまだ」ってこれからがあるのはいいじゃんって思った。

 

他にも……

・美しくて心の震える演奏と歌声を聴いた。

・ジャズシンガーとウクレレちゃんのかわいくてエレガントでこれから楽しくがんばろーねーの気持ちのこもった演奏に、一緒に笑い、LOVEを踊った。

いい夜だった。人生でこんな時間を持てるのか。こんなふうに時間を作っていけるのか。

知らなかった。

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おいしかわいかった~