オランダ退職記念旅行⑥「デルフトで、歩きながら考える」
書くことはセラピーですね~。
夕方になれば雨もどうでもよくなる。
用事を済ませてラジオをつけて、コーヒーいれて書いていたら最高。
聴いていたら、今日のテーマは「ごめんなさい」でピッタリだったので、マーキーさんにおたより送りました。(FM COCOLO 「MARK'E MUSIC MODE」)
「ごめんなさい」の内容はこちらです~
オランダ3日目。なーんと、今日は個人活動の日です。
われわれは、お互いに自分の行動の計画に、夢中 de 必死 です。
どちらも、前日の予習が効いているところなのであります!
- 友達→前日午前中のルートをたどる。
- 私 →前日午後に体験したIC(国鉄)に乗って、さらに足を延ばす。
お互いの無事と健闘を祈って、中央駅で別れました。
私も切符を無事に買い、いざ。表示板に「Delft」がないので、すぐにスタッフ~に聞く。
「デルフトに行きたいんです」と言って切符も見せる。
「待って。調べるから」と言ってスマホみたいな機器で調べてくれて、時間と何番ホームかを教えてくれた。センキュ! もう余裕なんだぜ~。
ところが、念のためにホームで表示を見ても、「Delft」がない。途中駅も細かく全部表示されるはずなのに、ない。おかしいな。ちなみに電車は「Den Haag」行き。「Delft」と聞き間違えられたのかな、切符も見せたのに。
困っているうちに電車が到着したので乗ってしまう。
ダブルチェックで、間違えるわけなくな~い? とか、駅員さんの言うことを信じたい、とか思ったのです。
乗ってみると車内にも行き先案内画面がある。凝視するけど、やっぱり「Delft」はなくて、「Leiden (ライデン)」とか「Rotterdam(ロッテルダム)」は書いてある。
これは……、デルフトには行かないね。
慌ててネットや『地球の歩き方』で調べたら、どうやらDelftもそれらと同じ方面ではあるらしい。Den Haagからの行き方も書いてあるぐらいで(電車で10分)、隣同士の都市っぽい。まあいいや。Den Haagで乗り換えよ。
車窓からお花畑が見えました。黄色のラインみたいでした。
デンハーグはオランダ第3の都市らしい。国会議事堂とか宮殿とかあるロイヤルシティらしい。美しいところっぽい。「マウリッツハイス美術館」があるらしい!!(今行きたい……。)
でも、日本でフェルメールさんの絵画は見たことがあるから、今回はフェルメールさんの生まれた街デルフトに行ってみたいと決めたのだ!
50分後、Den Haagに到着した。
乗り換えのこと、誰かに聞かなきゃ。誰……迷って迷って、整備士みたいな恰好のお兄さんに聞いた。
ホームの番号を教えてくれる。指さされる方を見たけど、一度改札を出て再入場して到達する場所っぽい。
「でも、あれ(改札)通らなきゃいけないの?」
「出るときノータッチで出て、入るときピッてやったらいいから」
センキュー!!
よかった……。教えられたとおりにホームに行き表示を見ると、20分近く待たなければいけないみたい。本当に?
隣と隣のホームの表示も見てみる。経由駅の中に、たぶん「Delft」って書いてある。5分後ぐらいに出発する電車。言われたホームじゃないけどな。えいやっと乗ってみる。無事にデルフトに着きました。
わかったのは、スタッフ~の人たちは別に特に正確じゃないんだな、ということ。気軽だし親切だけど、正確じゃない。なんでだろ。そういうもんなのかな。偶然そういう人たちが続いただけかな。知りたい。
(車内で初の検札も体験して、やって来た係のおじさん優しくてルルル~♪でした。)
デルフト駅のことも全然わからないので、観光案内所に行く。
何を聞きたいかわからなくて、
「歩きたいんですけど。歩けますか?」
ってかなり単純に聞くと(Can I walk?)、「どこにだって歩いて行けるよ!」と笑われて恥ずかしくなる。隣でタバコ吸ってたもう一人のおじさんが、「Old Churchとかに行きたいんでしょ?」と助けてくれて、今いる場所に丸して地図をくれて、方角を教えてくれた。
そうそう。そういうことなの。行ってみないと自分が何をしたいかわからない。しっかり決めてないのにやり始めて、ふらふら~っと寄るのは頼りなくてよくないことみたいだけど、その方法しかないのだから仕方ない。歩き始めてわかることがある。私はそのタイプ。
っていうか私の場合、ふらふら~って寄っていけたら(←これは勇気。と元気)こっちのもんだなあ。だって絶対にいいものに出会えるから。
方角さえわかったら歩き出せる。もうかわいい。もう素敵。とんでもない美しさでした。
晴れて暖かかったのも(暑いくらい)うれしい。
フェルメールさんが見ていた景色です~。
♪♪追記
マーキーさんに、おたより最後に読んでもらいました。やったーやったー。
やさしい言葉を言ってくれました。
「この番組、タイに放送されてたらええんやけどな~。手紙かいて、気持ち伝えたらいいよ!」って。やさし~~。(FM COCOLO 「MARK'E MUSIC MODE」)